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空機は、フライトプランを出発地点でBangkok Area Control Centerに伝へるよう提出する必要があり、これはすべての航空機に強制される。
航空路に沿って飛行する飛行機は、正規の報告地点で報告しなければならない。航空路を離れてタイADIZに接近している航空機は、タイADIZの境界線を越える少なくとも10分前に予定時刻を連絡しなければならない。
もし適当なATC(Air Trafic Control)と無線通信を行うことが出来なかった場合、航空機は最も近いGround Control Intercept(GCI)と127.0MHzまたは278.4MHzで連絡を取り、タイADIZに入る前に明確な承認を受ける。
航空防衛認識手続(Air Defence Identification Procedures)あるいは航空交通コントロール規則及び手続(Air Traffic Control Regulations and Procedures)を固く守らない飛行機、またフライトプランから逸れて地点通過予定時刻の5分問以内の進入をあやまって強制通報地点を通過してしまった場合、あるいは指定航空路の中心線から陸上10マイル、海上20マイル以上はずれて運航した場合は、タイ空軍の妨害機の妨害を受ける。タイ空軍の妨害機により妨害を受ける航空機は、Annex2、Chaptes3 Para3.8に従って厳しい妨害処置を受ける。
もし、妨害機と妨害を受けた飛行機が直接通信が出来ないときは、Appendix1 Para2による視覚信号が用いられる。
妨害を受けている飛行機が、もし妨害機の命令に従わない場合には、タイ空軍の攻撃を受ける。タイ空軍当局は、妨害機の他の方法による航空機に原因するいかなる損害にも責任を持たない。航空機の所有者は妨害機による調査、確認のための経費を負担する。

 

表2−5 タイ国のADlZ(防空識別圏)

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